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ウィーン国立劇場にて 大晦日のオペレッタの当日券に並んでみた

注意ーこれは2019年2月8日に公開していた記事です

 

 

晦日は、オペラを鑑賞するためにウィーンに向かいました。宿はJugendgastehaus BrigittenauっていうAgodaで安かったホステル。ちょっと合宿所みたいだったけど、朝食も付いてるし安かったから一応載せておきます。(四人部屋を予約したけど実際行ってみたら二人部屋で一日目は誰も来なくて実質一人部屋とかにしてくれたから閑散期だとそういうラッキーもあるかも)

まず、ウィーン国立オペラ劇場の当日券の種類は大きく分けて三つ。

・当日券 (立見席)一階のドセンター(4ユーロ)

・当日券 (立見席) 三階以上のセンターと斜め横(3ユーロ)

劇場のまわりをうろうろしているダフ屋から購入 (運と交渉次第)

 

はっきり短くいうと、4ユーロの立ち見にならべ!! 以上です( ´∀` )

ここからは私が買った大晦日のこうもりと2日のくるみ割り人形の当日券について書きたいと思います。

ウィーンの大晦日といえばこうもりのオペラ、かなり有名で混雑するんだろうなぁと思い、事前に聞いていた開場時間の4時間前に正面左のチケット売り場へ、

すでに20人ほどの人が列を作っていてチケットを待っている模様。当日券のオフィス自体は開演の80分前からしかあかないので、寒空のした3時間はここで松持必要があるってなわけで。。(貧乏学生つらい…)

ちなみにこの列を作っている人たちはみんな4ユーロのチケット目当て。30~40枚しかないし、立つだけでロケーションは100ユーロ以上払ってる人と変わらないとかまぁ、そりゃあそうだ。(笑)

2ユーロのチケット用の場所は何か所かあり、かなり数にも余裕があって、開演してからでも余ってたりもするので。オペラ座に入ってみたい。とかオペラを鑑賞したことにしたい←っていう人は日中にあるツアーよりかなり安いし、オペラも観れるのでおすすめ。

歌劇場に設置してあるスクリーンではリアルタイムで中の様子が中継されているのでそれを見るのもかなりおすすめ。椅子とか用意してあったけどスリとか怖いし、たぶん最初から最後までそこでオペラをみたら凍傷になっちゃうのでほんとちょっとならって感じだけど、(笑)

話はもどって、雪がちらつく中、4時間前にきたのにもう列ができてて若干引いてた私。

結論から言うと、ダフ屋(劇場の周りをうろうろしているコスプレのおじさん)からチケットを30ユーロで買いました。ちょっと大晦日なのにそんな4時間も一人で耐えたくなかった(笑)席も二階の左側で悪くなかったので迷ったけど購入。

30ユーロで時間を買った私はウィーンの街を探検して、カフェザッハーで一息ついたのでした。

劇場から徒歩5分のところにザッハトルテ発祥のお店があります。
12ユーロのマージンか、、いい商売(笑)


ちなみに格好はMangoで買ったブラウスにジーパンというまぁまぁラフな格好。浮くかなーー。みんなドレスアップしてるんかなとか思ったりしたけど立ち見の方たちは私と同じような格好をしてたし、別に大丈夫だったかな。ただやっぱり一階の席の人とか、かなりドレスアップした人もいて、その辺の席を買うんだったらワンピースくらいは着るべきかもしれないい。しらんけど。日本人現地妻みたいな奥様がばちばちの着物できて前列センターにどっかり座っててちょっとすごかった。女つええ。

ドレスアップしたきらっきらのおねえさん。

オペラが始まるまでは劇場をうろうろ。。ごーじゃぁぁす。

カフェもあるけど高いから素通り。

うろうろついでに、最後の30分くらいはもともと2ユーロのチケットの3階席の立ち見席のほうに移動してみた。(全然なんも言われんかったけどたぶんダメ笑。)遠いけどセンターなので音がすごく響いてこれはこれでアリ。横にいらっしゃるアジア人マダムに話しかけられてしばらく話していたらなんと日本人で、あの俳優さんは大晦日の名物だとか、今のはアドリブだたとか、たくさん教えていただきました。現地妻繋がりで、一階にいる着物のマダムのことを素敵でいいですよねーって言ったら、よその文化なのに押しつけがましいと一刀両断してらっしゃって草はえた。その日本人マダム、終演後に一階の扉があくのとかも知ってて、カーテンコールのときは一階のオーケストラの眼の前まで一緒に行って役者さんの顔なんかをしっかり見ながらスタンディングオベーションしました。もし立見席に並んでいたら絶対一階の4ユーロのを買って、3階には来なかったし、マダムに会うことはなかったし、ザッハトルテも食べなかった。30ユーロは安くないけど、結果オーライである。

 

2日はもう一度こうもりが上演されるので夜は劇場にはいかず。お昼にクリムトの絵をみるために国立美術館へ行きました。

3日にあったバレエくるみ割り人形ではしっかり当日立見席に並んできました。

晦日でもないしと、この日はゆっくりして、3時過ぎに劇場についたんだけど、それでも大晦日のときと同じくらい列ができていて萎え。まぁでももうダフ屋から買うお金もないし、時間もあったので並んでみることに。

 

暇すぎてツイッターでウィーン、とかくるみ割り人形、とか、当日券、とか検索してたら、私の眼の前で並んでる男の人のツイートにぶち当たってしまい、話しかけるわけにもいかず、自分のネトストの才能に驚いたのでした。

 

だいたい2時間前くらいにドアが開き、建物の中に入れてもらえました。(チケットはまだ)閉まっている受付のある部屋に凍えそうな人がみんな入り、おとなしく待ちます。。

開場1時間を切ったくらいにようやくチケット売り場のおばさんがやってきて売り始め。やはり4ユーロ一択って感じでみんなそっちを買っていきます。おばさんも慣れまくっているので「フォーユーロぷりーず」とかで全然チケットをくれます。おつりとかクレジットカードとかいう概念はこのオフィスにはないようなのでコインでぴったり用意しとかないかんやつです。注意。

私も4ユーロのチケットをなんとか手に入れ、人の流れに沿いながらジャケットをクロークにあずけ、また列に並びます。ここからは立ち見の場所の取り合いになるので扉の前に並んでる時点から若干ピりついた雰囲気。みんな4時間くらい待ったんだもんね。。そりゃそうだ。。

赤い紙はクロークの引換券

ここからはスタッフの制止と人波との闘いになります。ほかのブログにも書いてある通り、スカーフを握りしめ、日本人であることを忘れましょう。

ここでのコツは見切れるすみっこをあてがわれたら、そこにはスカーフを巻かず、もう一度扉のほうから降りて、真ん中をげっとするように努めることです(笑)最後のさいごは出入りに使っていた真ん中の通路にもお客さんを入れるから、そこに混ざれたらベスト、通路とはいえ、正真正銘ど真ん中だもん。

 

もう姿は見えないけど、ネトストしてしまった男の子もスカーフで場所取りを完了したようでまたつぶやいてました。

ど真ん中をゲット

こんな感じで、年末年始2回、クリスマスや年末にかかわる作品をウィーン国立歌劇場でエンジョイすることができました。もう一生こんな機会はないだろうし、なんやかんや日本人はオペラ大好きやな、と思った。当日券の列は2日ともかなり日本人率が高かった気がする。3時間も4時間も並べって言っとるんじゃなくて、2ユーロのほうのチケットでもいいから、行ってみてはいかがでしょう??